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SWELL最適化の完全ガイド|おすすめプラグイン最小構成と、SWELL設定だけで速くする手順

目次

はじめに(SWELLが重くなる典型パターン/この記事で救う宣言)

SWELLが重くなる原因は、ほぼパターン化されています。
「便利そう」に見えて入れたプラグインが、SWELLの標準機能と被っている
その結果、速度も安定性も落ちます。

典型パターンはこの3つです。

  • 重複:目次、吹き出し、画像遅延、装飾、最適化などを「別プラグインで上乗せ」
  • 多重高速化:キャッシュ/CSS最適化/JS遅延を複数プラグインで二重三重に適用
  • 画像・フォントの設計ミス:LCP(体感速度)が詰む

この記事は、ここから抜け出すための手順書です。
怖い削除作業は、停止→表示確認→削除の順で進めます。
SWELLの高速化は、弱い施策→強い施策で段階導入します。

この記事のゴール(到達点を箇条書き)

  • 最小プラグイン構成が確定する
  • SWELLと被る削除候補が明確になる
  • SWELLの高速化設定を“事故らない順番”で導入できる
  • PageSpeed Insights / Search Consoleで検証できる

結論:SWELL最適化は「プラグインを増やす」ではなく「重複を消してSWELL設定を入れる」

SWELL最適化の結論は、これです。

  • SWELLは「足し算」ではなく「引き算」で速くする
  • プラグインは用途別に「どれか1つ」
  • 高速化は、まずSWELLの標準機能を使う

SWELL公式も、目次・画像遅延・吹き出し等はSWELL標準機能と被りやすく基本不要、さらにJetpack等の中に含まれる場合は該当機能をオフにする、と明示しています。

SWELLで入れるべきプラグイン最小セット(迷ったらこれだけ)

まず、迷いを消します。
「最小構成」を先に決める。ここがブレると一生安定しません。

最小プラグイン構成(用途別の表)

目的必須度原則(どれか1つ)選定理由(軽さ/事故率)
SEO必須SEO系プラグインを1つ2つ入れた瞬間にメタ情報やサイトマップが競合しやすい
バックアップ必須バックアップ系を1つこれから「止める・消す」をやる。復元手段がないと詰む
セキュリティ必須セキュリティ系を1つ“盛りすぎ”は重い。監視・WAF・ログが重複しやすい
お問い合わせフォーム必須フォーム系を1つ信頼とCVの基盤。壊れると機会損失が大きい
サイトマップ任意SEOプラグイン or WP標準WordPressコアにXMLサイトマップ機能がある(WP 5.5〜)

SEO(どれか1つ)—軽量重視の考え方

結論:SEOは「高機能」より「運用しきれる」が勝ちです。

理由
SEOプラグインは、タイトル・ディスクリプション・OGP・構造化・サイトマップなど広範囲に触ります。
2つ入れると、競合しやすい領域です。

手順(迷わない決め方)

  • すでに運用中のSEOプラグインがある → 原則そのまま(移行が一番事故る)
  • これから入れる → 1つに決める(複数導入はしない)

注意点
サイトマップ機能をSEOプラグイン側で使うなら、別のサイトマップ系は基本不要です(重複生成を避ける)。

次の一手
SEOを決めたら「サイトマップ担当は誰か」を固定します(WP標準 or SEOプラグイン)。

バックアップ(どれか1つ)—導入前に必ずやる理由

結論:バックアップは保険ではなく「作業許可証」です。

理由
最適化は、停止と削除が中心です。戻せない状態でやると判断が鈍ります。

手順(最低ライン)

  • **ファイル+データベース(DB)**を1セット取る
  • 復元メニューの場所だけ確認する

注意点
自動バックアップの設定があっても、作業前に「今この瞬間」の手動バックアップを1本作る方が安全です。

次の一手
バックアップが取れたら、プラグイン棚卸しに進みます。

セキュリティ(どれか1つ)—盛りすぎると重い注意

結論:セキュリティは「2つ入れたら強い」ではなく「2つ入れたら重くて不安定」が起きます。

理由
スキャン、ログ監視、WAF、ログイン保護が重複しやすいからです。

手順

  • まずは1つに絞る
  • そのプラグイン内で「不要な機能はOFF」にする

注意点
ログ記録やスキャン頻度が高い設定は、管理画面を重くしやすいです。

次の一手
「ログイン保護」「更新を止めない運用」を固めるだけで十分強くなります。

お問い合わせフォーム(どれか1つ)—信頼とCVの基盤

結論:フォームは「軽さ」より「届く・壊れない」が優先です。

手順

  • フォームを1つに統一
  • テスト送信(自分宛)を必ず実施
  • 迷惑メールフォルダも確認

注意点
高速化(遅延・キャッシュ)で送信が壊れると致命的です。フォームページは除外候補に入れます。

サイトマップ(任意)—標準機能で足りる/足りない判断

結論:普通のブログなら、WP標準 or SEOプラグインで足ります。

根拠
WordPressコアにXMLサイトマップ機能が導入されています(WP 5.5〜)。

足りる人

  • 投稿・固定ページ中心
  • SEOプラグインでサイトマップが出せている

足りない人

  • News / Video / Imageサイトマップが必要
  • 大規模で細かい除外設計が必要

削除候補(SWELLと被りやすいプラグイン)—ここが一番効く

ここが一番効きます。
理由は単純で、SWELLは標準機能が強いからです。

そして削除が怖い人のために、手順は固定します。

  • 削除しない
  • 停止→表示確認→削除
  • これが事故率を最小化します

被りやすい削除候補(表)

カテゴリ被りやすい例なぜ削除候補?競合しやすい症状
目次目次生成プラグイン全般SWELL標準機能と被りやすい(公式が例示)目次が二重、CSS崩れ、CLS悪化
画像遅延(LazyLoad)Lazy Load系SWELL標準機能と被りやすい(公式が例示)画像が出ない、LCP悪化、挙動不安定
吹き出しSpeech bubble系SWELL標準機能と被りやすい(公式が例示)デザイン崩れ、エディタが重い
高速化・最適化キャッシュ/JS遅延/CSS最適化系SWELL側に高速化機能があるため多重になりやすい表示崩れ、計測タグが死ぬ、原因不明化
Jetpack等の多機能速度/画像最適化機能を含むもの内包機能が被る場合は該当機能をOFFと公式が明示どこが効いてるか不明、競合

最短で成果を出すロードマップ(この順番でやれば事故らない)

Step1 バックアップを取る(必須)

  • プラグインでバックアップを1本
  • できればサーバー側バックアップも確認

この時点で「戻せる」ので、以降が怖くなくなります。

Step2 プラグイン棚卸しテンプレ(A必須/B必要/C被り/D用途不明)

プラグイン一覧を次に分類してください。

  • A:必須(止めたら運営が止まる)
    例:SEO、フォーム、バックアップ、セキュリティ(最低限)
  • B:必要(今は必要だが代替可能)
    例:リダイレクト、会員機能、EC、翻訳など
  • C:被り(SWELL標準機能と重複しやすい)
    例:目次、吹き出し、画像遅延、高速化系
  • D:用途不明(入れた記憶がない/停止中)
    例:試した残骸

Step3 まず停止→問題なければ削除(確認すべきページも列挙)

停止の順番

  1. D(用途不明)
  2. C(被り)
  3. B(必要だが代替可能)
  4. A(必須)は最後(基本触らない)

停止後に必ず見るページ(チェック)

  • トップページ
  • 記事ページ(人気記事1つ+最近の記事1つ)
  • 固定ページ(プロフィール/会社情報)
  • カテゴリ・タグ一覧
  • お問い合わせ(送信テスト含む)
  • スマホ表示(1分でいい)
  • 管理画面(投稿編集ができるか)

問題なければ削除。
問題が出たら戻して、次へ進む前に「原因候補」をメモします。

SWELL設定(高速化)が本丸—この順で入れる

SWELLは高速化機能をテーマ側に持っています。
設定場所は、基本的に**「SWELL設定」→「高速化」タブ**です。

ここからはルール通り、弱い施策→強い施策でいきます。

1)キャッシュ機能(最優先)—効果/反映されない時の対処

結論:まずキャッシュ。安全で効きます。

根拠
SWELL公式が、キャッシュは「SWELL設定>高速化」からオンオフでき、特別な事情がなければ全てオン推奨、と明記しています。

手順

  1. 管理画面 → SWELL設定 → 高速化
  2. キャッシュを段階的にON(最初は主要エリア)
  3. 表示確認
  4. 問題なければ範囲を広げる

注意点
会員制、動的表示、ABテスト等があるサイトは、全ONで不整合が出ることがあります。そういう箇所だけOFFに戻します。

次の一手
キャッシュONで安定したら「後読み込み」に進みます。

2)パーツの後読み込み(次に効く)—まずフッター・記事下から

結論:次は「見えない場所」から後読み込み。事故りにくいです。

根拠
SWELL公式が、後読み込みは「SWELL設定>高速化」で設定でき、フッターや記事下などを後から挿入できる、と説明しています。

手順(おすすめ順)

  • フッター(フッター直前ウィジェット含む)
  • 投稿ページの本文より下側(関連記事・CTAなど)
  • 必要なら画像・動画

注意点(重要)
後読み込み対象に含まれるウィジェットは、ページ分岐処理が無効になるなど、挙動が変わるリスクがあります(公式の注意に従い、まずフッター/記事下からが安全です)。

次の一手
ここまでが「安全ゾーン」。次が上級のスクリプト遅延です。

3)スクリプト遅延(上級)—SNS→計測→広告の順で段階導入

結論:スクリプト遅延は効きます。
ただし壊れます。だから段階導入です。

根拠
SWELL公式が「スクリプトの遅延読み込み」設定項目(オンオフ、対象キーワード、除外ページ、遅延時間など)と、キーワードは「,区切り」で入力する、と具体的に説明しています。

段階導入の順番

  1. SNS埋め込み(X/Instagram等)
  2. 次に計測(必要最小限)
  3. 最後に広告(最も壊れやすい)

除外ページの考え方(最初から除外候補)

  • お問い合わせ(送信が壊れると致命的)
  • LP(CV計測が必要)
  • 決済・会員・ログイン周り

注意点
「全部遅延」はやりません。
サイトの目的は“スコア”ではなく“収益と安定運用”です。

カスタマイザー側で体感を上げる(ページ遷移系)

結論:体感は上がります。
ただし、ファーストビューは速くなりません。

根拠
SWELL公式が、ページ遷移高速化(pjax)はカスタマイザーの「高度な設定>高速化機能」内で設定でき、あくまで遷移が速くなるだけで、ファーストビューは速くならず(むしろ読み込むスクリプトが増える)と注意しています。

軽い方式から試す指針

  • まずは「使わない」または「Prefetch」
  • pjaxは競合の可能性が上がるので、問題が出たら即OFFに戻す

画像とフォントが遅い人の典型—ここを外すとLCPで詰む

画像で詰む(LCP悪化)典型

  • ファーストビューに大きい画像が多い
  • 画像サイズが過剰(横幅が必要以上)
  • YouTube埋め込みが多い

押さえるべき事実
WordPressは5.5から画像を標準でlazy-loadします(HTMLのloading属性を使用)。
つまり、LazyLoad系プラグインを足すと、二重適用や競合になりやすいです。

対策

  • ファーストビュー画像を適正サイズにする
  • 大画像の連続を減らす(分割・圧縮)
  • 画像は「メディア追加」から入れる(width/heightが入りやすくCLS対策にもなる)

フォントで詰む典型

  • フォント種類・太さが多い
  • Webフォントが無駄に読まれている

フォントは「見た目」ですが、LCP/CLSに効きます。
削れるなら削ります。

計測と検証(収益につなげる見方)

ここからが「成果が出る人」の動きです。
速くしたなら、数字で証明します。

LCP/INP/CLSを噛み砕く

  • LCP:画面内で一番大きい要素(画像/テキスト/動画)が表示されるまでの時間
  • INP:クリックやタップなどに対して、ページがどれだけ素直に反応するか(サイト全体の応答性)
  • CLS:勝手にレイアウトがズレる量(予期しないガタつき)

PageSpeed → 施策1つ → 再計測 → Search Consoleで実ユーザー確認

結論:一気に直さない。必ず1施策ずつ。

根拠
PageSpeed Insightsは、**lab data(実験室)とfield data(実ユーザー)**を提供し、用途が違うと明確に説明しています。
Search ConsoleのCore Web Vitalsレポートは、CrUX(実ユーザーデータ=field data)を使うと説明されています。

手順(テンプレ)

  1. PSIでURLを計測(Beforeを保存)
  2. 施策を1つだけ実施(例:SWELLキャッシュON)
  3. 表示確認
  4. PSIで再計測(Afterを保存)
  5. Search ConsoleのCWVで、後日「実ユーザー側」も確認

よくある失敗と回避策(事故パターンを潰す)

失敗1:高速化プラグイン多重

  • キャッシュ+最適化+遅延が二重三重
  • 原因が追えなくなる

回避策
SWELLのキャッシュ/後読み込み/スクリプト遅延を先に使う。

失敗2:画像一括変換事故

  • 表示崩れ
  • 元に戻せない

回避策
必ずバックアップ後に、小さく試す。

失敗3:計測/広告遅延でデータが死ぬ

  • GAや広告の計測が飛ぶ
  • 改善の判断材料がなくなる

回避策
遅延はSNS→計測→広告の順。フォーム・LPは除外から。

失敗4:一気に変更して原因不明

回避策
施策は1つずつ。Before/After保存。これだけで原因不明が消えます。

まとめ(捨てるほど速くなる/次のアクション提示)

SWELL最適化は、才能ではなく手順です。

  • まず重複を捨てる(停止→確認→削除)
  • 次にSWELLの高速化設定を弱い順で入れる
  • 最後に数字で検証する

これで、サイトは軽くなります。運用も強くなります。

最終チェックリスト(この順でやればOK)

  • バックアップ(ファイル+DB)を作った
  • プラグインをA/B/C/Dに分類した
  • D→Cの順で「停止→表示確認」を回した
  • 問題ないものを削除した
  • SWELL設定>高速化:キャッシュをONにした
  • SWELL設定>高速化:後読み込みをフッター・記事下から入れた
  • SWELL設定>高速化:スクリプト遅延はSNSから段階導入した
  • カスタマイザー:ページ遷移高速化は慎重に試した(遷移だけ速い)
  • PSIでBefore/Afterを保存した(lab/fieldの違いを理解)
  • Search ConsoleのCWVで実ユーザーの改善も追う準備ができた
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